ユルゲン・クロップ監督の戦術。現役時代は?経歴とプロフィール紹介

ユルゲン・クロップ監督(リヴァプール)の戦術を中心に、現役時代の特徴、経歴とプロフィールをまとめてご紹介します。

ユルゲン・クロップ監督の戦術

監督としては、戦術のキーワードは、「即時奪回」です。
相手からボールを奪われたら、すぐにプレスをかけてボールを取り返します。

同じようにプレスをかけて奪うチームに、バルセロナがありますが、バルセロナとは攻撃スタイルが違います。
バルセロナは、年代によって変わってはきますが、基本的にボールを回してポゼッションを高めます。
奪われたボールを即座に奪い返すのも、ポゼッションの時間を長くするためです。
そして相手の隙を見つけてキーとなるパスを出してゴールを狙うのです。
パスを回し続けて、相手に何もせずに勝つというのが、根本にある戦術です。

一方で、クロップ監督がドルトムント、リヴァプールなどで行っている即時奪回は、そのままカウンターに繋げる、スピードに溢れるものです。
相手にボールを奪われたら、そこからすぐにプレスをかけてボールを奪い、その勢いでゴールを狙います。
ボールを奪って、攻撃に転じる時というのは、守備のポジションから攻撃のポジションに移り、実は1番隙があるのです。
そこでボールを奪われたら、ポジションが乱れていることになり、対応が後手に回ってしまいます。
そのため、即時奪回からのカウンターは、非常に効率的に、ゴールを狙える戦術なのです。
また、素早くカウンターを決めるにはスピードも求められます。
これまでクロップ監督が率いるチームでは、マルコ・ロイスやオーバメヤン、サディオ・マネに、モハメド・サラーなど足が速い選手が攻撃の選手に揃っていました。
前線に、スピードに優れた選手を配置することも、戦術の鍵と言えるでしょう。

ただし、この戦術には弱点もあります。
1つは戦術の浸透に時間がかかることです。
こんなときは素早く攻める、こんなときは1度落ち着かせるなどの判断、また、誰が中心となって、プレスや攻撃のスイッチを入れるのかなど、それを選手に理解させるのは、とても大変です。
ですから、チームを率いてすぐに結果を残せるようなものではありません。
ある程度時間をかけて、チームを成長させる必要があります。

もう1つの弱点が、疲れやすいことです。
相手からボールを奪われたら、すぐに奪い返すという守備方法は、効果的ですが、非常に体力を使います。
そのため、疲労が溜まりやすいのが、デメリットと言えるでしょう。
クラブワールドカップのような大会では、常に全力で走り続けることは難しいです。
そのため、うまく体力を温存しながら戦うことが重要ですね。
クロップ監督は、その辺りの引き出しも持ち合わせているので、どのように対応するのかも注目してみると面白いと思います。

また、クロップ監督は、モチベーターとしても優秀です。
選手がゴールを決めたりなどしたら、全力で飛び跳ねて喜び、抱擁をかわします。
そのように監督が喜んでくれると、選手は非常にやる気になります。
そして疲れていても走ろう、あと一歩足を伸ばそうと頑張るのです。

このように、クロップ監督は、戦術家としての一面と、モチベーターとしての一面を兼ね揃えた、とても優秀な監督です。

香川真司選手とのエピソード

日本代表の香川真司選手をボルシア・ドルトムント時代に指導した経験があり、師弟関係と呼べるほど良好な関係性を築いていました。

香川真司選手をまるで我が子のようにスキンシップする姿は、ファンの方々に親しまれていました。

ユルゲン・クロップ監督の現役時代は?

ユルゲン・クロップ監督の現役時代は、「平均的な選手だった」とクロップ監督自身が語っています。

ポジションは、フォワードで、その後ディフェンダーに移りました。
マインツ一筋で現役を終えています。

通算327試合52ゴール
得意技はボレーシュート

クロップ監督自身により、平均的な選手だったと語られていますが、以上のように素晴らしいパフォーマンスで多くのファンを魅了していました。

現役時代所属クラブ歴 

1990-2001 マインツ(ドイツ)

監督時代所属クラブ歴

2001-2008 マインツ(ドイツ)
2008-2015 ボルシア・ドルトムント(ドイツ)
2015- リヴァプール(イングランド)

ユルゲン・クロップ監督のプロフィールと経歴

プロフィール

名前:ユルゲン・ノルベルト・クロップ(Jürgen Norbert Klopp)
愛称:Normal One
生年月日:1967年6月16日
年齢:52歳(2019年12月現在)
国籍:ドイツ
出身:シュツットガルト(ドイツ)
身長:192cm
体重:83kg
ポジション:フォワード、ディフェンダー

経歴

  • 1990年 マインツで選手としてプレーを始める。
  • 2001年 マインツで現役引退。
  • 2001年 選手としての引退と共に、すぐにマインツの監督に就任。指導者としてのキャリアスタート。
  • 2008年 ボルシア・ドルトムントの監督に就任。低迷が続き古豪と呼ばれていたドルトムントを建て直す。
  • 2010年、2011年 2シーズン連続で優勝を達成。
  • 2015年 リヴァプールの監督に就任。
  • 2017年 チャンピオンズリーグ決勝に進出するものの、レアル・マドリーに敗れ準優勝となる。
  • 2019年 チャンピオンズリーグ決勝でバルセロナを敗り、優勝。リーグでは2位となった。

最後に

ユルゲン・クロップ監督の戦術から、現役時代の特徴、プロフィールと経歴などをお伝えしていきました。

クラブワールドカップは、ヨーロッパのクラブが、規模が1番大きなクラブであることがほとんどであるため、勝って当たり前との見方もあります。

そんな中で、前評判通りの結果を出すことはとても難しいです。
果たしてクロップ監督がどのような采配を見せるのか、2019年のクラブワールドカップも非常に楽しみですね。